20170511早乙女紫虎座長就任5周年記念公演於堺東羅い舞座
昼の部≪都若丸座長≫特別出演!
とうにあきらめていたこの日の公演。ラッキーなことに行けることになりました!
しかし行けることがわかったのが午前10時20分!
堺東の羅い舞座の場所すら知らない私ですが、というか、
宝海劇団って堺東だったっけ、堺駅前だったっけ、どちらでやってる?とか、
そこから始まったのですー。なんちゅう綱渡りというか、ドキドキわくわくの冒険行!!!
10時40分くらいに家を出て、
開演に間に合うのかとはらはらでしたが、なんとついたのが11時50分!ふう。
(しっかり、劇場ちかくのセブイレでおにぎりを確保した:笑)
劇場ロビーは超狭くて、長蛇の列。開演時間は迫ってるし、みんなぴりぴり^^
私、料金すらわかってなかったぐらいで、チケット持ってる人が先に入れる、というのを
小耳にはさんだので、「なんかチケット持ってる人が入れるらしいですよ~」と言ったら、
めっちゃ怖い顔でにらまれて、「こっちも予約してます!!!」と叱られました^^
ひええええ、口は災いの元。気を付けます、すみません。反省。しかし怖かった~。
若ちゃんの舞踊曲は全部で4曲。
そのうち、ソロの女形は「雑草の歌」たちは「beautiful gorgeous love」
紫虎座長との相舞踊、紫虎座長がはじめて師匠(若丸座長)と相舞踊した曲だそうで、
でも、曲名が聞き取れなかった、すみません。
ラスト舞踊は「デンジャラー」でした。
前説を若座長の大空くんがされてました。若々しい座長さん。
劇団のラインナップを存じ上げないので、座長みずから、に驚きました。客入れにえらいなあ。
まず、お芝居≪おまつりちょうじ≫???がありまして、2部が舞踊ショー。
お芝居は町内の世話役が落とした祭りの寄付金を業つくな金貸しの若ちゃんが横取りしようとする話。
若ちゃんが休憩した、提灯やの主人が紫虎、世話役が大空くんと都京弥さん。
寄付金が大金なので、あとで見つけたよ、と主人が返してあげようと提灯に入れたのを、
奥さんが浮気の金と邪推してよその提灯に移し替え、できた提灯をもらい受けにきた大旦那が、
木くずがたくさん入ってるとゴミ箱にいれ、そのゴミ箱に至るまで、みんなが上を下への大騒ぎ。
若ちゃんがゴミ箱を大枚出して買って、使用人が財布だけ懐にいれていて、
最後にみんなに笑われる、みたいな流れでした。
若ちゃんの金貸しっぷりがはんぱなくて、面白すぎました。
春雨傘のご隠居から世代交代の寂しさゆえの意地悪心を抜いたみたいなね(笑)
貸した金の利息がわりに布団を持って帰ろうとするくらいの(笑)
紋付袴の口上挨拶がなかったんで、実は拍子抜け。
撮影禁止とかいう注意はなかったんですけど、DVDに撮ってたらしいです。
贈り物とかおこころづけとか、どうしはるのかしらん、などと余計な心配しましたです^^
で、私は若ちゃんしか目に入らんから(笑)、若ちゃんのことしかほぼ書かないので、
それだったら全体の流れたとか書いてもいいよね的な感じで書かせてもらいますね。
でねー、この日の若ちゃんは≪神≫でしたよー。
宝海劇団って都のキャプテン的な存在の方がおられないので、めっちゃカジュアル!
色とりどりのかぶりものしてるお客さんもいて、若ちゃんも「いつもこんなん?」と驚いてました(笑)
いつもはそうじゃないらしいし、スタッフの方が後ろの方に配慮をと、遠慮してもらってたようですが^^
軽やかすぎる~(都と冬華祭りくらいしか知らんので、思いました^^)
襲名五周年記念公演と言っても、どこでメリハリをつけるかと言えば、
やはり、≪師匠≫が出演してくださる、ということだったと思います。
都の休演日に記念公演の日を設定されたのも納得。
若ちゃんとひかるさん、貴重なお休みを割いて、近いとはいえ、大活躍されたなあと、
感動するし、誇りに思います。
若ちゃんがいてくれてこそ、の記念公演だったと思いますよ。
紫虎座長は「わがままですが、自分のやりたいことをやらせてもらいました」と言われてました!
若ちゃんはもちろん、≪笑いの殿堂≫でした(笑)けど、
劇団都の京弥座長が癒し系でした。
京弥さんは女形でその魅力をマックス表現される方で、恰幅いいけど(笑)、可愛かったー。
で、若ちゃんの≪絶好調≫を何度も真似されてました(若丸ファンは生温かい目で見守る風:笑)
本家本元の若ちゃんがやると、そりゃもうねえ、都若丸劇団のホームの光景でしたよ!
若ちゃん「そういうキャラやったん?梅田で一緒にやったときと全然違うやん」
京弥さん「きょうは横に誰かがいないから~」
みんな「誰 かな? 誰 かな?」
京弥さん「個人名を出さないように」(笑)
鏡割りでお祝い、の場面があったんですが、
その前にゲストからお祝いのメッセージ。
若丸座長「本日はおめでとうございます。
いい役者人生を送って来たんだなあというのは、
ともだちを見ればわかります。
たまには頼って来いよ」
うわーーーん! なんて優しい師匠でしょう。
で、こんなに優しい師匠を≪若ちゃ~ん≫と応援できるわが身の幸せをかみしめます。
鏡割り。
木槌がひとつしか用意されていなくて、若ちゃんは金色ふわふわの扇で真似事。
樽酒が搬出されたあと、紫虎さんが師匠メインでミックスジュースやりたい!と言いだし、
急遽、お酒でミックスジュースを!!!
一度運び出された樽酒、運んできたのは羽二重つけたままの役者さん(笑)
若ちゃん「なんやねん、そのかっこ。羽二重のままで」(爆笑)
急遽、搬出に駆り出されたもよう。そのまま舞台におられましたけど(笑)
大空座長にも勧めて「もうお酒飲めるねんやろ?高校生やった?」(爆笑)
若ちゃん「いっぱい飲みや。で、も一回踊って、刀振り回して飛ばしたらええねん」(爆笑)
(大空くん、見事な刀さばきだったんですよ:笑)
この後、ラスト舞踊になった(と思う)んですけど、
なんせ鏡割りとミックスジュースで尺を取ったので、送り出しがおおわらわ^^
紫虎さんが「夜も観るひとは夜喋ればいいじゃないですか!」と爆笑ものの締めトークでした。
にぎやかで軽やかでファミリーな感じの記念公演、めでたく昼の部、終了しました。
若ちゃんの女形「雑草の歌」、たち「beautiful gorgeous love」ともに壮絶な美神っぷりで美しく
(どんな比喩やねん^^)、
女形では、灰と灰青が半身ずつの着物は地味なのに、若ちゃんの美貌が匂い立つようでした。
もうねえ、美しすぎて、女形だけで20枚っくらい写真撮りました(笑)
たちは、目力はんぱない、右側に赤いエクステが印象的なローズ色のかつらですよ。
黒字に薔薇のお着物に胸元のあわせに黒と赤のストライプのミニチーフを飾って、伊達男やわーーー!!
こっちもたくさん写真撮ったーー(笑)
とても楽しい一日でした。
それにしても、舞台はちょっと狭くて、客席もそうで、
予約席は取りにくいけど、都でいつも、どれだけ快適な環境で舞台を見せてもらってるか、
ありがたいなあと思いました。
もちろん、お客さんがたくさん入るから、だけど、
何で、と言えば、都が楽しいからたくさんのお客さんが入って、で、劇場が大きな箱になるわけで、
だから、都の実力がやっぱりお客さんを快適にさせてくれるんだなあと思いました。
あ、都と言ったけど、若丸座長ね(と言わせていただきます、ファンだもの、大好きだもの^^)
アバウトなレポになりましたけど、ご了承ください。
不手際があれば、伏してお詫び申し上げます。
ご高覧くださいまして、ありがとうございました。
そうそう、Hさん、道案内のお言葉と写真、ありがとうございました。
体調お悪いのに、ほんとによくしてくださって感謝です!お大事に!