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大東駿介「家盛とつながっていく感じがした」

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大東駿介
「家盛とつながっていく感じがした」


平家物語」ではアンチヒーローとして描かれていた清盛に新たな視点でスポットを当てたNHK大河ドラマ「平清盛」。あす15日は第15回「嵐の中の一門」が放送される。

 家盛(大東駿介)は、左大臣・頼長(山本耕史)の謀略にはまり、失意のうちに落馬して命を落とす。忠正(豊原功補)は全て清盛(松山ケンイチ)のせいだとつかみかかるが、忠盛(中井貴一)は、息子の死に揺らぐことはなかった。忠盛は鳥羽院(三上博史)への忠誠を改めて誓い、高野山の宝塔再建を清盛の名代でおしすすめることを進言する。一年がたち、院号をうけて美福門院となった得子(松雪泰子)に呼ばれた忠盛は、この再建が落成のあかつきには、公卿の地位も夢ではないということをほのめかされる…。

 清盛の弟で平氏の後継者とも目されていた平家盛役を演じる大東駿介(26)インタビュー・後編を掲載。大河にかける思いを聞いた。(産経デジタル・上坂元)
                      ◇

 着物が美しく見える所作は大変だったが、「所作の先生に意味や必要性を聞くと、納得というか、家盛とつながっていく感じがした」。腕のまくり上げ一つとっても意味があり、「それが表現となっているので、年代によって変わっていくところを見てほしい」と話す。

また、「当時、烏帽子を外すのは恥ずかしいことと聞き、休憩中でも烏帽子を外すのがなんとなく嫌でした」と、完全に役にハマっていた様子だ。

 今作ではホコリをイメージしたコーンスターチで“リアルな平安”に近づけているが、「スタジオでたき火のシーンがあると、スモークやコーンスターチが充満して状況がつかみにくいときもあった」とその苦労を語る。

 美術スタッフが出産シーンのために用意した桶をめぐり、議論になったことがあるという。監督とのイメージが異なりカット割りに入れなかったが、スタッフには「どこから撮られても、きちんと筋が通るようにつくっているのに…」との思いがあったらしい。

 「たくさんの人が考えたことが45分に詰まっている。計算されたリアリティーだからこそ、登場人物の気持ちが浮き上がってくる」と知り、鳥肌が立ったという。

 最後に「役者は出合いの連続だが、この作品に出合って『一生、役者をしていきたい』と思った」と力強く語った。

                      ◇

 MSN産経ニュースでは、「平清盛」の制作秘話をたっぷりリポートする連載【「清盛」の情熱】を毎週お届けしています。次回は21日に掲載予定です。

                                       (MSN産経ニュース)



「平清盛」を毎回観ている私にとっても、
家盛のいじらしさ、母を想う心、
清盛のやらかすことをも兄だからとじっと耐え忍ぶ姿、
そして、母を思い、一族を想って、
兄と袂をわかつ悲しみ・・・
さまざまな場面が思い出されます。

ここまでの清盛がやたら叫ぶばかりの感情表現だったので、
家盛はそれと対をなすかのように、
じっと、ひっそりと、耐えて耐えてがせつなかったです。

家盛を演じた大東さんは視聴者どころではない、
家盛の人生に感じるところが大きかったでしょう。

視聴者は家盛、ではなく、
大東駿介さんにとっての一生を決める作品にも
出逢ったわけですね。

大河ドラマって、本当に大きなドラマなんだなあと思います。
まだ物語は序盤、
それでもこんなにせつない家盛との出会いと別れがありました。
これからどれだけの人(役者さん)との出会いと別れがあるんでしょう。

大河ドラマは観る人たちにとって、本当に贅沢で感慨深いですね。

大東さん、お疲れ様でした。
家盛のこと、忘れませんからね!




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