剣戟はる駒座(らいちょう組)
於新開地劇場 2016/6/24
座長、のびのび^^
らいちょう座長もしぶき副座長も漢字、パスで書かせていただきます。すみません。
どんどん宣伝して、としぶき副座長から聞いたので、
写真も貼らせていただきますね。まずはその画像から。


総座長/津川竜さま

津路桜日さん


津川らいちょう座長

津川しぶき副座長
あとはランダムに貼ります。























息子がらいちょう&しぶき兄弟のファンで、有給休暇とって見に行くというので、
ひさしぶりにはる駒座を見に行ってきました。
若いふたりが中心で、総座長の竜さまはお芝居と舞踊にお出になるだけで、
口上などには絡まることをされず、でした。肉声もお聞きしたかったなあ。
いぶし銀のような魅力の竜さま。スマップ世代だと思うのですが、細くても貫禄あり、素敵です!
圧巻のラスト舞踊の画像はまたのちほど。すみません。
昨日は夜間の雨があがって、天気予報では午後に雨かも?って感じだったのに、
新開地についたら結構な雨がふっていました。
阪急電車神戸線は人身事故のために一時運転見合わせ、でダイヤも乱れていたのですが、間に合ってよかった!
雨のため、客席は大入りってわけにはいかなかったんですけど、
しぶきくんが、「ほんとは今日親戚が来ることになっててんけど、来なくなりまして。
でもお客さんは雨なのに、来てくださってありがとうございます」と前説でお礼を述べる一幕も。
お芝居は≪女とカラスと巾着切り≫。
巾着切りというのはすりのことですが、どうしてそういうかというと、
昔は腹巻?のなかにお金を入れた巾着を入れてたのだけども、
ぶつかった拍子にカミソリなどで切り、巾着をさっと抜き取っていたらしいです。
昔のすりは高等なテクニックを持っていたんですよ、との説明があって、なるほど~と思いました。
ミニショーは美空ひばりさんの「車屋さん」で幕開け。
のっけから、らいちょう座長が芸者姿で登場。
ラストは「任侠もの」でした。らいちょうくんの肉襦袢、かわいく思えてすみません^^
しぶきくんが坊主姿のやくざで出てきたりで、面白かったです。
≪お芝居≫「女とカラスと巾着切り」
旅がらすのしぶきくんと桜日くんが渡し舟に間に合わず、暇をもてあましていると、
巾着切りである女(名前わからず)に過去に助けてもらった恩人、などと抱き着かれ、
それぞれお金を盗み取られてしまいます。
あとからそれぞれが気づくのですが、時すでに遅く。
そこに通りかかった渡世人(らいちょうくん)が女を巾着切りと見抜いてお金を取り返してくれるのですが、
自分も油断してすられてしまうのですね。
女は行き倒れになりかけたところを母親とともに、地元の巾着切りの大元であるお頭(勝隆治さん)に
助けられて、巾着切りにさせられていたのでした。
足ぬけしたいとお頭に訴えるのですが、お頭は激怒、女の手の甲にどすを突き立てます。
女と母親(津川竜さま)はすきをうかがって逃げます。
母親は女の足手まといにまるまいと川に身を投げて死のうとするのですが、
そこを渡世人(らいちょうくん)に助けられます。
追手を始末して、女からすられたお金を返してもらい、旅を続けます・・・。
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お芝居のあらすじはアバウトなので、まちがっていたらすみません。
第3部の舞踊ショー。
その前にらいちょう座長の口上挨拶がありました。
メモしてないので内容をお伝えすることができませんけど、
シャレではじまり、シャレで終わるって感じ、マシンガントークの中身は面白いダジャレオンパレードでした^^
よくあれだけ覚えていられるなあ、という感じの。
まだまだ続きがあって、それは明日のお楽しみ、ってことでしたよ。
舞踊ショーでは、舞台下左右からスモークがたちあがったり、
映像を使ったりして、創意工夫があちこちにあって飽きさせない展開でした。
はる駒座ならでは、の舞踊が1コマ漫画、みたいなものもいくつかありましたしね。
いつまでたっても演歌に舞踊、の組み合わせが苦手な息子(23歳^^)は、
はる駒座の、こういう飽きさせない工夫が大好き、とのことです。
舞踊ショーは2枚目でぴしっと決めてもらうのが大好き、な私なのですが、
はる駒座は嫌味なく元気で、かわいらしいので、楽しかったです!
クマムシ - あったかいんだからぁ♪
この曲で、お客さんに頬のよこでこぶしをくるくるっと「あったかいんだからぁ」の振りをしろと、
らいちょうくんが踊りながらの指示^^
息子は指さして「やれ」って感じのらいちょうくんにこたえて、やってました(笑)
そしたららいちょうくんが、ゆびでわっかを作ってOKサイン!
息子、めっちゃ喜んでました(笑)
らいちょうくん、口上挨拶のなかで、あほやから読み書きできないと自虐ネタ満載でしたっけ。
たとえば、数学の答え欄に感想を書いたとか(数式におけるXの役割がどうたらこうたら:笑)
記憶力悪いから歌が覚えられない、メモがないと歌えないとメモもって歌唱。
歌はへたですよ、との自虐も^^
客席をまわってひとりひとりのお客さんに握手のサービス!
舞台の上ではしぶきくんが踊ります。
途中で、しぶきくんに歌わせる無茶ぶりもありました。
地声が低いしぶきくんが歌うと結構な高い声なのに、びっくり。
お兄ちゃんは歌う声が低くてドスが効いてるのにね。
「どうせ振るなら知ってる曲にしてえなあ」としぶきくんに言われてました(笑)
津川竜さまが客席後部からお出ましになって、≪夜空ノムコウ≫で舞われたときは
なんかきゅんとしちゃいました。
竜さまは奇をてらうようなことがなく、落ち着いて、美しいですよね。
でも重々しくなくて、絶妙の空気感があるので、ほおおーーーと見とれてしまいます。
一幅の絵になる感じ。
どの劇団でも、やはり柱になる方は魅せてくださいますねー。
そして、らいちょうくんの≪たけとんぼ≫。
こちらは私の贔屓劇団の座長のお父上の十八番なので、
さすがに、あー、あのお方にお会いしたいなあと思いました。
・・・・そしてラスト舞踊「天女と五頭竜」へ。
舞台スクリーンでは映像が流れ、お母上である晃大 洋さんの解説ナレーションが流れます。
詳しい伝説がこちらにありますのでご参照ください(こちらから)
月はじめにも舞われたらしいんですが、そのときは二頭だったそうです。
舞台いっぱいの五頭は迫力満点でしたよ。口から火を噴いたし(残念ながらその瞬間の画像はないです^^)









新開地の棟梁さんとはツイッターを通じての知り合いなので、
≪準備撤収効果とか、たいへんだったでしょう、ありがとうございます≫と伝えると、
棟梁さんからは≪劇団さんはたいへんだったと思います≫との返事がありました。
そして、2年前にくらべて、はる駒座、神戸のお客さんのハートをさらにつかんでますよ、とも。
らいちょうくんについては「のびのびやったはります」とのことでした。
千秋楽にむけて、ラスト舞踊5連発、その日のラスト舞踊もあるそうですから、
一挙に6つも見れる日があるそうですよ。
(まるで私のひいき劇団みたいだ^^)
はる駒座はいつもラスト舞踊にひとかたならぬ思いとパワーを込めてるなあと、
数度見た限りですが、思っています。
若い力で、そして大御所である竜さまが余計な口出しもせず、
舞台奥から見守っておられるような気がするはる駒座は抜群の安定感。
息子はしぶきくんと話したかったことがあったらしく、
送り出しで、話せてよかったと喜んでいました。
息子とまた見に行きたいなあと思いつつ、劇場を後にしました。
長々お付き合いくださいまして、ありがとうございました。
間違いや至らぬ点、多々あるかと思いますが、お許しくださいませ。