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2015《冬華祭》夜の部(新開地劇場)《吉良の仁吉》都若丸、大主役!!!

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2015《冬華祭》(新開地劇場)夜の部
    《吉良の仁吉》都若丸、大主役!!!


冬華祭、行ってきました!

もうね、すごかった、若ちゃんが大主役。

お芝居の仁吉に涙腺決壊、そして女形、群舞、たちと、もうーもうー、都若丸はやっぱり日本一の座長ですぜーーー!


時間がないので、あわてて書きます(笑)

口上挨拶の時、若ちゃんは客席からむかって右側はし、

私は左側だったんで、デジカメからずーーーーっと若ちゃんの姿を追ってました。

そのときに映した写真、すべてほぼ同じ。完璧に男前(笑)

去年に比べて、口上挨拶のときもフランクな感じでした。

重鎮の座長さま、元座長さまがたが退出なさったあと、

姫軍団(笑)を皮切りに、ひとりひとりがちょっと舞ってから出るという素敵な趣向!

若ちゃんが出る少し前に、恋川純さんが若ちゃんの襟のあたりを何度も直してくれて、

若ちゃんと純さんの、仲むつまじさがちらり(笑)

っていうか、もうね、純さんからのイチャイチャですよ。

お芝居の中でも花道をゆくとき、仁吉の恋女房、お菊(純さん)が、「手をつないで」とか言って、

若ちゃんといちゃいちゃ。

途中、若ちゃんが純さんに「なんやねん、中でも外でも」って言いながら、しようがないなあ、

可愛い奴やなあムードが満載で、思わず、お蔵に仕舞った腐女子フィルター、出そうかと思いましたもん(笑)

若ちゃん、中でも外でも、っていうのは、お芝居の中でも外でもってこと?

それとも、舞台の中でも外でもってこと? とか聞いたりして(笑)

前に、口上挨拶で、若ちゃんが、純さんのこと、仲間と仲たがいしてたとき、

ひとり走り回ってくれて、仲直りするのに一生懸命になってくれた、と感謝していたし、

純さんは純さんで、今年の誕生日公演のとき、ちょうど篠原演芸場にあがっていたから駆けつけられず、

すごく悔しいと言ってくれてたそうだし、ほんとに駆け引きなしの、相思相愛なんですね。←^^


今年は、口上挨拶、2部プレゼントOKの舞踊ショー、3部お芝居、4部舞踊ショーの流れでした。


2部では若ちゃん、女形でした。もうね、こういうとき、写真ぶれぶれですよ。

手がふるえちゃって、どうしようもない。曲も頭からふっとびました。

おこころづけ、すごかったーーーー。 

若ちゃんが2部のトリをつとめたんですけど、

そりゃそうやわ、あのおこころづけだと後にさしつかえる^^

昼の部があんなに延びたのは個々の座長様へのおこころづけが長引いたせい。

(こっそり書くけど、若ちゃんがだんとつでした! ご贔屓様がたの愛やね、愛!憧れるわ、ボンビーな私は^^)

若ちゃん、大量のお花を胸に、戴いたおもちゃのマイクで歌うマネが超キュートでした!!!


有名なお芝居なのでネタバレもなにもないと思われ、概略書きます。

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3部、お芝居!《吉良の仁吉》~血煙、荒神山~

神戸長吉(かんべのながきち)(桜春之丞さん)が穴太徳(あのうとく)(姫錦之助さんだったか、定かでない^^)に

荒神山の縄張りを奪われ、仁吉(若丸座長)に相談に来るのですけど、仁吉が反対されながら3月前に夫婦になった

お菊(恋川純さん)の兄が穴太徳だったため、兄弟分との板ばさみになるんです。

しかも、穴太徳が数にものを言わせて、というやり方の汚さ。

仁吉はお菊を離縁し、お菊を兄のもとに返すのですけど、

お菊は仁吉の妻でありたい、と自害して果てます。

仁吉はお菊の死を知り、穴太徳との決戦の場、荒神山に向かうのでした・・・。

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去年のお芝居、一応若ちゃんが「やくざ忠臣蔵」主役の《大石内蔵助》でしたけど、

後半で出る時間は短かったんですよね。

でも、今年は冒頭から最後、仁吉が亡くなるまで、ほぼ出ずっぱりで、

芝居にぐいぐい引き込んでくれる仁吉のひとがら、行き倒れになりそうだった父娘を救ったエピソード、

(路銀として大枚十両を渡したがために父が殺されてしまうという残酷、

でも、女郎?になってしまったけれど、娘は仁吉の優しさで希望というものをもらえたという感謝)

女房との仲むつまじさと引き裂かれるせつなさ、

兄弟分を想い、不正義にむかって見過ごせない男気などを魂こめて演じてくれて、

若丸座長が大主役といえる、感動感動のお芝居でした!!!

若ちゃんの、ここぞというときのあの声量、どうやってためておけるんだろう、ってほどで、

ドスをきかせて吼えるセリフが劇場内を揺るがせました!

人情喜劇を十八番とする若丸劇団でも、シリアス芝居で、その人間を生き切って見せるありようは

仁吉が芝居のなかで甦ったんだと思えるほどでしたよ。

ああ、今日、ここに居れたことを感謝しようって思いました。


仁吉が亡くなるとき、《若丸ー!》ってハンチョかけたんですけど、涙声になってしまった、わーーーん。

だってだってだって、悲しかったんだ、鉄砲で撃たれて、斬り殺されるべき人じゃないんだ、仁吉ーーー!

涙で仁吉の姿がかすみましたよ。ほんとに、こんなに感動させてもらって。

仁吉のセリフでこころに残ったのは、純弥さん演じる敵方の用心棒(親しい友でありながら、用心棒として

雇われてしまったため、殺し合いをすることになってしまった)が、

お菊さんをなくして淋しいかと仁吉に問う場面で、

仁吉は「淋しいんじゃない、恋しい」って言うんですよ。

その《恋しい》のリアリテイに涙がぼわっと出てしまって、ああ、今も涙が出てくるんですけど、

修羅場をはさむ芝居でも、こういう場面で役者の《真実》が出るんですね。

普段から、ひとの痛みや悲しみややるせなさいじらしさ、なさけなさ、かわいらしさ、かっこよさ、憧れ、

そういった人間存在を誰よりも熟知し愛している若丸座長だからこそ、

芝居のセリフじゃない、まことのつぶやきとしてこころにささるんです。


次郎長(伍代孝雄さん)が仁吉とお菊の、あわれな夫婦をそっと添わせてあげる名シーンがあるのですけど、

それがどんなだったかは言わずにおきます。

この芝居は観られなかった方は若丸ファンならぜび、DVDでお買い求めください。

それくらい、都若丸座長が演じて素晴らしい感動をあたえてくれるお芝居でした。


2部の姫右近さんとか、姫勘九郎さんのハンチョがすごかったんですけど、

(見せ場じゃない、ただの登場の場面でもハンチョが舞うというね(失笑)、

それを、長吉をもてなす酒のところで「ウコンの力はすごいなあ」とアドリブで触れる若ちゃんさすが!

純さんも「今お持ちしましょうか」と返して(笑)


純さんの可愛い女房っぷり、若ちゃんがお菊を可愛いと思うこころがすごく出ていて、

夫婦の別れが悲しすぎました。でも、お互いを思うこころが最後まで表現されてて素晴らしかった(これもDVDで!)



若ちゃん大活躍は芝居だけではありませんよ!


第4部の群舞で、

春之丞さんと若ちゃんが客席から(町人風の装いで)登場してきたとき、

若ちゃんが手にしている台本がまっしろ、というので、

若ちゃんがそのまっしろの台本を客席に見せて、わあわあ言ってました。

何を言ってるか全部は聞き取れなかったけど「まっしろやんか」みたいな。

春之丞さんはいつものポーカーフェイス。その表情の対照的なことったら。

場内、大爆笑でした。

舞台にあがって、若ちゃん、涙をふくマネまでして、超かわいかったーーー!

その群舞は、(ここでも曲名だせずにすみません)、

若ちゃん、春之丞さんのたち役と、純弥さん、錦之助さんの2組の相舞踊みたいな感じで、

踊りの途中でその組み合わせが変わったり、の流れでした。

決してエロじゃなくて、艶っぽくて上品で粋で、さすがでありました。

こういう舞踊を見て、芝居に出てきただけで嬌声をあげるひとはお勉強してほしい、

などと私のなかの暗黒王子が言っており^^


若ちゃんのたちの舞踊は《黒猫》-----!!!!!!!」

もうね、イントロ流れただけで、「ぎゃーーーーーーー」ですがな。

これはね、芝居じゃないからいいのよ(笑)

若ちゃんは舌をちろちろさせたり、キスのまねしたり、腰動かしたりしませんけど(笑)、

側転ありいの、舞台を縦横無尽の、超かっこいい、軽やかな舞踊で魅了しましたがな。

単純なエロはおととい来やがれ!!!ってんだ(ぜいぜい)

ちなみにいつものお着物じゃなくて、最初っから、お顔が見えるサービスぶりっ!


とにかくとにかくとにかく、

こんなに素晴らしくていいんですか、若丸座長! っていうくらいの冬華祭でした。

(余談ですが、若ちゃんはこの曲にはこの着物!というこだわりはないそうです。
で、よその座長さんと曲がかぶったときは譲って差し上げるそう。
座長さんによってはこの曲にはこの着物、と用意してこられる方もおられるそうで。
すごーい。ここでも尊敬ですよ、若丸座長! 先輩ファンから教えていただきました)

若ちゃんが2部でおこころづけいっぱいもらってるとき、

よその劇団のファンが後ろから「今日本一の座長やからね」と周囲と話していて、

「もっと言ってもっと言って」の大満足なのでありました(笑)


あーー、読み返す時間がないので走り書きで失礼します。

不備やあやまりがあったらすみません。


なお、若ちゃんのオフショットや集合写真などが、

下座の春陽座のかずま座長のブログにあります。

ご参考までにこちらから→http://ameblo.jp/kazumanokeitai0221/entry-12106900914.html?frm_src=thumb_module


若ちゃんはオンもオフももれなくかっこいい!!!

若ちゃん、木下さんの代役、そして冬華祭の主役と、たいへんなご苦労があったと思います。

赤穂義士祭の舞台、そしてきのうの、若ちゃんのためのような《冬華祭》、

どちらも大成功、おめでとうございます。

きょうからまた千秋楽まで湯迫で頑張られることと思いますが、

どうか、ご自愛くださいね。ほんとにご自愛くださいね。







そして、かずま座長、《冬華祭》大成功、おめでとうございます。

下座としていろいろご準備後片付けに至るまで、

大変だったことと思います。お疲れ様でした。

若丸ファンにも至福の時間をありがとうございました。

若ちゃんがゲストや座長大会に出るたび、

ブログに嬉しいオフショットをあげてくださって、ありがとうございます。

いつも感謝しています。(と僻地のブログより^^)






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