都若丸劇団 於 朝日劇場
当代一の人気劇団、と紹介アナウンス^^20150701
大雨に見舞われた初日でした。
予約できなくて、
延々雨の中を並んだ方も大勢いらしたそう。
私は希望休の日の座席は確保しましたが、
シフト休みがわからないし、
疲れ果てることも多いので、
その日の体調で突撃することにしました(笑)
大雨にもかかわらず、
補助席満杯、桟敷の予約席もぎっしり満杯の大入りでしたよ!
入る時、座員の名前一覧に伊知香ちゃんの名前がないのに気づきました。
「え?」と「やっぱり」が頭の中でぐるぐる。
ミックスジュースの時、若丸座長から、彼女が退団したことが告げられました。
若丸劇団はどんなときも明るく。「ほうれん草買いに行ってそのまま」みたいな。
虎徹ちゃんの姪御さんだったから、個人的なことに加えていろいろあったのかな。
でも、彼女の決断に、拍手でねぎらいたいと思います。
和風で可愛かったですね、伊知香ちゃん。
新開地劇場の木戸口で蘭香ちゃんとふたりでにこにこしてたのが忘れられません。
さてさて、朝日劇場は一切の撮影禁止なので、淋しいけども、淋しいけども^^
落ち着いてじっくり観れました。とはいうものの、望遠がないと細かくチェックできなくて、残念^^
曲の題名もよくわからないので、申しわけありません。
ちょこっと覚えている部分だけのご報告でーす。
あんど、お芝居は京都公演で観て大好きだった《男の誓い》。
これは《人斬りの源太》(若ちゃん)が、同じ一家にいる用心棒・青山(剛副座長)を切らずに、
親分(城太郎キャプテン)に説明で逃れて見せるか、
間男された青山が源太の優しさで眼病を治し、間男した妻(晴香)と親分を成敗するか、
というお話です。
こなれた名作なので、初日らしいアドリブを入れたり、若ちゃんの独壇場の時間があったりで、
しかも、内容はスリリングなので、前のめりで堪能できる時間でした。
若丸劇団は名作をそろえて、ローテーションでまわす感もあるけど、
それは、最大多数の最大幸福、をモットーにしているからじゃないかなと、
いや、新米が目下のところだけを切り取ってそう考えているわけでありますけど、
若丸劇団に楽しみを求めてやってくるお客さん相手に新作をあてて実験をするのは失礼、
みたいな思いもちらっとはあるのじゃないかと考えます。
動員数がはんぱないですからね。
若ちゃんのアドリブで、《ライブ感》を味わえることも大きな魅力、
新作は筋を追うのに精一杯でアドリブを入れると本筋がわからなくなりそうになって焦る、と
若ちゃんがゆかりさんの誕生日公演のときに言われてました^^
なるほどねー。
さてさて、舞踊ですけど、
顔見世ミニショーは、
舞斗くんとゆきかさんと蘭香ちゃんの群舞。
舞妓さんのようないでたちの女優陣が美しかったです。曲は《花も嵐も》
英樹さんの舞踊、京香さんの《梅一輪》に続いて、
若丸座長の《浪花の春》(たぶん^^)
この曲は藤山寛美さんの生き様を歌にしたもので、
売れっ子役者の内面の苦悩、芸にかける執念などが歌われていて、
その覚悟とかっこよさに魅入られました。
舞台には鏡台が置かれ、曲の途中で普通のかつらから羽二重姿になって、
客席に背をむけた若丸座長が、化粧を始めます。
そして、頬を赤く丸く描いた若丸座長が踊りをつづけるのです。
寛美さんのあとつぎ、の自負も覚悟もあっての舞踊でしょう。
卑下して逃げるのではなくて、進化に進化を重ねる若ちゃんならでは。
そうそう、サービス精神のかたまりのこの方は、
威風堂々として強気で(ときに繊細で)、という魅力が早くも炸裂ですー。
*********************すでに時間がないので、続きはのちほどUPします。すみません。