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Channel: Lに捧げるちいさな図書館
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シャルロッテちゃん   ≪ぜったいL ~♪≫08-11-16 

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ロッテの≪シャルロッテちゃん≫がLの手元に届きました、
しろい系が好きだそうです・・・Lと花沢類の2次創作です、
ナマモノではありません。本日特に問題ありません、
お兄さんが登場です、お兄さんって誰(笑)
★★★08.11/16付記事、再掲載です。
リクエストにお応えして、類L、何度でもばんばん再掲載します(えへ)




今日はお出かけなんです。
紅葉が綺麗だからって、
ふたりでお弁当もって、遊びに来ました。
大きな湖のほとりですが、
お日様がとってもまぶしくて、
水面がきらきらしています。
お弁当には栗ごはんのおにぎりと
栗の甘露煮と小女子と栗の煮物、
おやつにマロングラッセとチョコを持参しました。
「栗ばっかりじゃん」
「嫌いだったですか。類くんは」
「そうじゃないけど、そんなに好きだった?」
「はい、でっかい栗は甘味がすくないですが、
小栗はあんまあいです、うふ」
「うふ、だって」
栗ごはんのおにぎりを一口食べて、
ぐっと類くんが喉を詰まらせました。
「はやくお茶のんでください。大丈夫ですか」
「なんで砂糖いれるかな、栗ごはんに」
「だって、あまあい方が幸せじゃないですか?」
「栗ごはんに関しては違う」
そう言いながら類くんはちゃんと食べてくれるんです。
「おいしいですよ」
水筒のあったかいチャイに栗ごはんが良く合います。
類くんはチャイを拒絶しましたけど。
ふうふうして飲んでいたら、類くんが私のコートの
ボタンをかけてくれました。

今日は赤地に黒のチェックのコート、メルトン生地で
あったかなんですけど、下がほら、類くん好みの
深いUネックのボーダー(薄紅)なので、
「風邪引くよ」
って、じゃあ、こんなもの着せるな、です。
類くんはナポレオンジャケット、
「脱がせるとき手間取るね、君の長い指が」
「るさいです、外でやるかっての」
ずらりと並んだボタン、私、外しませんって。
でも外したくなったら困りますね、たしかに、あは。
ふたりで湖をぼーっと眺めていたら、
水面がまぶしくて眠くなっちゃって、
車から毛布をひっぱりだしてきて、
枯葉の寝床でごろんと横になりました。
横になったらやばいでしょ、
ほら、類くんがせっかく合わせたコートの
胸元から指を差し入れてるし。
「つめたいんですけど」
「あ、ごめん」
すって手をひいちゃいました、類くん。
兄ちゃん、ひくんかい。とか、ちぇです。
寝転がって、あたりをごそごそやって、
ふたりで
「せーの」って落ち葉を見せ合います。
綺麗な紅葉の勝ち。
虫食いがあったりして、うう、
私の負けですか?ってくやしくなると、
「でっかいからLの勝ちね」
って、類くん、優しいんです。
はっぱに日のひかりが透けて、
とっても綺麗です。
類くんがはっぱを持った私の指に
くちづけたりして。
「くすぐったいです」
「そうなの?」
そう言うと、屈みこんでくちびるに
ちゅーってしてくれました。
「唇が冷たいですね」
「冷えてきた?」
「くちびるだけ・・」
類くんがぎゅーーって抱きしめて、
あっつくなりました。
「ね、ボート乗ろうか」
「え。あそこにあるやつ?大丈夫なんですか」
岸辺にあげてある2人乗りのボートなんですけど。
「大丈夫だよ」
「やです」
ぎゅうって類くんにしがみついたんですけど、
類くんは私をひょいと抱えあげてボートに
乗せちゃったんです、私ったら超絶に軽いので。
足ばたばたさせたのに、取り合ってくれなくて。
あんまり興味ないんですけど、ボート。
類くんが乗り込もうとしたので、「おやつ!」と叫びました。
類くんがおやつ用の巾着を投げてくれて、
乗り込もうとしたら、きゃ、なんでだか、ボートがすーーって
深みに流れてってしまって・・。
ありゃりゃ、類くんが見送っちゃったですよ、
私、どうしたらいいんですか?
あ、オール発見です、床に。
だけど、
「ちょっと遊んできなよー」
ってでっかい声で類くんが言うんですけど、
ふへん、淋しいです。

うう、類くんがあんなにちいさくなっちゃいました。
湖は静かなんですけど、
とりたてて楽しいこともないじゃないですか。
そうだ、おやつです。
まろん、まろん、まろんぐらっせ~♪
だいすきです、おさとうじょりじょりのまろんぐらっせ。
まろんぐらっせの箱と、あ、新発売のシャルロッテちゃん。
しろいの、しろいのが好きなんです。
茶色いのは苦いから類くんがブランデー舐めながら
つまむんですよ。
私に口移しでブランデーを飲ませようとするので、
ときどき没収です、ちゃいろのシャルロッテちゃん。
みずあめを絡めて食べると美味です、
しろいシャルロッテちゃんみたいにおいしくなります。
でもやっぱりお酒がきいているので、
どうしようかな、類くんがいないと食べるの、
やめたほうがいいですかね、
「どう思います?シャルロッテちゃん。ヘーゼルナッツのお味が
アクセントになってて、可愛くて甘いんですよね、ねーー」
って、スプーンのついてる箱に話しかけたら、
「うっくしゅ」
くしゃみが出て、その拍子にチョコを湖のなかに落としてしまいました。
うう、なんてことでしょう、世界の切り札(元)があああ。

なんかもう再起不能な感じです。(不能って言葉には敏感に
反応しちゃいますが、うは。)
あーーーどうじよお。ボートを漕ぐのより、
シャルロッテちゃんが消えたほうがつらいです、まじで。
不貞寝してよかな、どーせ、類くんだって岸辺で
寝てるに違いないんです。ゆうべだってお疲れでしたから、うふ。
なんだかさっきから小春日和って感じでうとうとしちゃいそうですし。
おいしいケーキの夢でも見たいなあって・・
考えてたりなんかしたら、
湖に突然波がたって、がわあああってふうに波が盛り上がったかと思うと、
チェックのシャツ着たお兄さんが立っていました。

「ほよ、こんにちは」
「こんにちはって、君、驚かないの?」
「驚いていますよ」
「なんか感動薄いなあ。まあいいや、君、オトシモノしたでしょ」
「どこにですか?」
「ここ。今さっき、ぽちゃんて」
「あ、私のチョコですか」
「そうそう、これ?それともこれ?」
お兄さんはまっしろい歯を見せて笑いながら、
2つのシャルロッテちゃんを見せてくれました。
あーー、白い系のと茶色い系のだ、やったあです。
「どっちだと思いますか」
「だから聞いてんだよ」
「うーーりょうほう」
「わ、欲ぶか・・綺麗な顔してんのに」
「時と場合によります。スイーツに妥協なしです」
「決めてよ。帰られないじゃん、わい」
んーと、んーーと・・ボートでひざを抱えてたら、
お兄さんがいらいらしてきて、鼻をこすりはじめました。
おちつきないです、このひと。
「あのさ、友情出演で1コマだけなんだけど、わい」
「ゆーじょーしゅつえんんって、なんですか?」
「聞いてないの?」
「ほよ?」
「そんなに可愛く首かしげてもだめだから。わい、忙しいし。
もう行くよ、ずっと悩んでていいから。心理戦やってなさい」
「えーーーシャルロッテちゃんがああ」
ざざざざーーって波が立って、チェックのシャツのお兄さんが、
冷めてええ。。とか言いながら、波をかぶったかと思うと、
私のボートまで大きく揺れて、波がざーーっって・・
「わ、助けて、花沢類ーーー!!!」

oops・・
「溺れる、溺れますったら」
「何言ってるの、ねぼけて」
きゃ、超どアップで、花沢類の顔がありました。
にこってにこって、うう、だきーーっ。
枯葉の寝床にいました。類くんの腕のなかでした。
「なんでここにいるんですか。ボートは?」
「君こそ何言ってんの?ボートなんかないし、
ずっと僕の腕の中にいたよ、ってたった5分じゃん」
「えええ、だって私のシャルロッテちゃんが」
「待ってな」
類くんが巾着をごそごそやって、白い系のシャルロッテちゃん、
個包装から取り出しました。
「あーーんして」
「あーー」
「へへ」
わ、類くんが食べた。くっそおお。
「今のでキレました、私。えっちいなしです、3日」
「あはは」
「何がおかしいんですか」
「3日禁欲無理だから、L」
ううう、ひどいです、そんなひとのこと・・・
でも、当たってました。
うつぶせになって拗ねモードです。
そしたら類くんが背中に乗っかって、
背中から私の口の中に白いシャルロッテちゃんを
ちゅんって入れてくれたんです。
シャルロッテちゃんはうれしいんですけど、
類くんのからだの重みでくらくらきちゃうんです、
ええ、ええ、どうせ禁欲無理ですから、私。
この、ナポレオンコート、ボタンがうざいんですけど。
って、花沢類の読みどおりですしい・・あは。



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