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ヒロインは45歳独身 「最後から二番目の恋」 

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ヒロインは45歳独身 
    「最後から二番目の恋」 



晩婚、非婚化の影響か、ドラマファンの年齢層が高くなったせいか、ここ数年、40歳前後の女性を描いたドラマが増えている。フジテレビの連続ドラマ「最後から二番目の恋」(木曜午後10時)のヒロインも「45歳独身のテレビ局プロデューサー」で、同世代から見るとグサッとくる痛いところもある。 (宮崎美紀子)


 このドラマ、「まるで私」とヒロインに共感する向きもあれば、「こんな落ち着きのない四十五歳なんて」と眉をひそめる年配者、「独身四十女ってイタい」とあわれむ若い子、チンプンカンプンの人まで、世代、性別、職業によって見方はいろいろだろう。視聴者層を見ると、「F2」と呼ばれる女性三十五〜四十九歳が占める割合が高いらしい。


 小泉今日子の演じるヒロイン・千明は、鎌倉の古民家に引っ越し、妻と死別した五十歳の市役所職員・和平(中井貴一)と出会う。そこで「大人の恋」が始まるはずなのだが…。


 これまでのところ、十歳年下の和平の弟(坂口憲二)と付き合ったり、和平の妹で同い年の専業主婦・典子(飯島直子)と衝突したり、若い女性脚本家にイライラし、その憂さを女友達と飲んで晴らしたりと、自由だけど、どこか寂しい四十五歳独身女性の日常が描かれている。


 独断で千明の「イタタ…」なところを挙げると、にわかにロハスやエコに傾倒し、都心を離れたくなる▽女子会の話題が昔話とイケメン▽今どき喫煙者▽ストレスを買い物で発散▽携帯電話の声がでかい▽職場で自分がいない方が若い人たちが楽しそう−という感じだ。


 制作者を直撃すると、千明世代の男女が現れた。


 「私がこれまで見てきた女性プロデューサーたちの話を、脚本家の岡田恵和さんに笑い話にしてもらいました」と話すのは若松央樹プロデューサー(43)。「いくつかネタを提供させてもらいました」と笑って自白する浅野澄美プロデューサーは、実年齢秘密の「千明より少しお姉さん」。続けて「テレビ、音楽、出版、広告代理店の友達とか、四十代半ばで一線で働いている女たちって、その分、家ではだらしなかったりする。聞きにくいことはアンケートで答えてもらいました」と話す。


 表も裏も、酸いも甘いも全部ひっくるめて、それでも生きている千明の姿を、大人の視聴者に楽しんでもらいたい、というのが二人の考えだ。


 これまでの放送で、主婦の典子が「結婚もしないでチャラチャラ若作りしている女は嫌い」と千明を罵倒するシーンには、「よくぞ言ってくれた」と主婦たちから大きな反響があったという。


 制作者の二人は、四十代の働く独身女性の痛さと魅力をどう見ているか。


 「みなさんまだ若い、イケてると思ってらっしゃるところ…」と遠慮がちに話す若松さんを見る、浅野さんの目が険しい。若松さんは「痛々しさと表裏一体なんですが、やっぱりパワフルなんですよ。動いてないと気がすまない」と続けた。


 浅野さんは「若いスタッフと親子ほど年が違うんですよ。そう考えると、千明と同じで家族をつくらず仕事だけやってきたなって…。でも、仕事も食事も、一日一日を楽しみたいという気持ちは強い。レストランに行く以上は絶対はずしたくない。『何でもいい』って感覚がわからない」と話していた。 
                                       (東京新聞)


このドラマは何かの拍子に見たら、
中井貴一さんが出ておられたので、
おお、忠盛さまが、と喜んだ。

そこに出ているのは、忠盛さまではなくて、
どちらかというと、《DC貴一っちゃん》だった(笑)

忠盛さまが1ミリも顔を出さないのだけど(笑)
坂口さんとか飯島直子さんとか内田有紀さんとか、
それぞれがけっこうアクの強い性格なのにたいして、
中井さんがすっごくマジメでマジメゆえに周りから笑っちゃう、
どっかで聞いたな、あ、森田監督映画みたいな、ひとなのだ。
実は家族構成もよくわかっていないし、
小泉今日子さんもあんまり眼中になくて、
どうやら、最終的には3人のまったく性格・立場のちがう女性に愛される、
という展開みたいなのだけれど、
DC貴一っちゃん的な中井さんから目が離せないのである。


45歳の女性の恋が最後から2番目とか最後とか、
そこらへんはどうなの?と思うし、
最後、なんて死んでみないとわからんだろ、誰が決めたんだゆうてみ、的な
思いがしてしまうのであるが、
でも、あのほどよくスローペースな物語の運びは疲れなくて良い、
《タッチ》(アニメ)ほどスローペースな間合いだと死ぬけど(笑)、
と脱力して見れるのだ。

そうだ、脱力して見れるのがいいドラマだな。

小泉今日子さんと対照的な若い働く女性作家として、
益若つばさちゃんが出ている。
彼女が思いのほか、すっごく刺激的な存在なのである。

単なる恋愛ドラマではないところがヒロイン45歳というシチュエーションかな。
同じ年頃でつるんでる場面は、
同族嫌悪ってやつだろうか、
思わず局を変えたくなっちゃいますけどね^^





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