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まろうさぎさんの「僕達急行 A列車で行こう」先行上映舞台挨拶レポ

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まろうさぎさんがやってくれました。
いつも思うんです、まるでジェバンニだと。
(知らない方へ。デスノート第2部12巻参照:笑)
7000文字を超えるレポが16時には届いてましたから。
日本全国の松山ケンイチファンの女神ですよね! 
まろうさぎさん、ありがとうございます。

★★★上映後の舞台挨拶なので、ネタバレしまくっているそうです。
なので、その点をご了承のうえ、お読みくださいませ。あとで文句言わないように(笑)



まろうさぎさんの
「僕達急行 A列車で行こう」
      先行上映舞台挨拶レポ


樹さん
こんにちは!
「ボクキュー」の先行上映に行ってきました!!
本当は、先行上映+ロケ地ツアーに参加したかったのですが、さすがに仕事は休めず、泣く泣くあきらめました。
でも、こちらの舞台挨拶だったことでのメリットも!(本文に書きましたが、こちらがマスコミなしの回でした)
ただし、上映後の舞台挨拶ですので、ネタバレしまくってます。
樹さんには、読ませてしまうことになり、大変申し訳ありません。
ご了承ください。

まろうさぎ拝


****************************************************
「僕達急行 A列車で行こう」先行上映 上映後 舞台挨拶レポ
  in 品川プリンスシネマ 2012年2月19日

先行上映舞台挨拶に、当選したので行ってきました!
松山さんと瑛太さんの組み合わせでは、ツッコミ役がいなくて大丈夫か?と
思っていましたけれど、清盛モードの松山さんは元気いっぱい、よく喋る(笑)
瑛太さんは、相変わらずほんわかでしたけれど、今回はピエールさんが大活躍でした。
上映後の舞台挨拶でしたし、質問も受けてくださったので、ネタバレしまくってます。
御注意ください!!!


11:30 上映終了とともに、なんとサプライズ!!
アクティ(ジュンさん)とユーカリ(ディビット矢野さん)が登場。
お二人とも、プロの漫才師かと思うほどのノリで、ツッコミ、しゃべりっぱなし。
レポできない(笑)
(以下、敬称略)

2人:
こんにちは〜〜!!
今日は、本当にありがとうございます。
皆さん、僕たち、わかります??(拍手!!)

ユーカリ:「コダマさん、本当に電車、スキねぇ。」
アクティ:「お邪魔します、か?」のアクティを演じましたジュンです。
ユーカリ:ユーカリのディビット矢野です。

今日は、上映後の皆さんの堅くなった雰囲気を少しでも盛り上げようとやってきました。
ざっくり言うと、前説ってやつですね。
ま、僕たちもこの映画に出てるわけですが、印象に残ったシーンある?
ユーカリ:
ま、あのキャッチボールのシーンだね。
あれ、指にどれくらいひっかけてカーブがかけられるか、そこがね。
アクティ:
そこ?それダメでしょう。演技について言わなきゃ。
ユーカリ:
かーちゃんに確認しないと。
アクティ:
って、かーちゃん、まだ見てないでしょう!
オレは〜、全シーンなんだけど、カタコトの日本語の芝居が難しかった。
だって、日本語ペラペラだもん(笑)
えーご、「ベリー、ディフィカルト?(日本人風発音)」って感じだから(笑)
ユーカリ:
そうそう、ずっとカタコトで、カタコトのところでNGが出たもんね。
「そこ、もうちょっと、カタコトにして!」って。
でも、本当に監督も現場も温かかったんで、よかった。
あ、ということで、そろそろ?準備OK?

11:35分 いとうさとりさん登場。
いとう:
ジュンさん、ディビットさん、ありがとうございます。
この映画は、12月20日におしくも逝去なさった森田監督のラストエールとなりました。
今回は、マスコミなしの舞台挨拶となっております。
(まろうさぎ:え?そうなの??とビックリ。
後から調べたら、マスコミは、30分違いで上映があったロケ地ツアー参加者のいる
舞台挨拶の方に入ったようです)
では、キャストの方々をお呼びいたします。
(下手から、登場。貫地谷しほり、松山、瑛太、ピエール瀧 の順で並ぶ)

松山:
こんにちは。小町圭を演じさせていただきました松山ケンイチです。
今日は見てくれて、本当にありがとうございます。
本当に残念なことに森田監督の遺作となってしまいました。
でも、この作品は監督の原点とも言えるコメディで、
素晴らしいメッセージが込められています。
趣味だけじゃなくて、人と人とがつながって生まれる豊かさが描かれて
たくさんの方に見ていただきたいと思います。
今日、ご覧になって、よかったら友達や趣味仲間と一緒に見ていただきたいなと思います。
もう1回見る時のポイントを言えたら、後で言いますので。
質問されたら。(ピエール:質問されたら?)

瑛太:
こんにちは。(会場から「こんにちは〜!」)小玉健太役の瑛太です。
今日はありがとうございます。
そうですね。。。監督のことが、残念、残念なんですけど、
僕もこの素敵な作品、素敵な人たちと出会えて、
こうして皆様にお届けできることが素敵なことだと思っています。
あと、まあ、今日は皆さん、お金を払ってないと思うので、次はお金を払って…
(と言いかけて、会場から払ってますよ〜的雰囲気が伝わる。
 松山:この回は、払ってるんですよ。 またピエールさんからもツッコミあり)
あ、払ってるんですか?あ、ごめん、すみません。すみませんでした。
ありがとうございます。
あ、あの、では、もう一度1800円払って、見ていただきたいと思います。(笑)

貫地谷:
(会場から、「かほり〜〜」の掛声。挨拶しかけて、止まる。
 ピエール「そこ、ビックリさせないでください(笑)」また声がかかって
 ピエール「もう一度言いますね。ビックリさせないでください(笑)」)
今日はありがとうございます。私は、撮影期間は多い方ではないんですが
現場は温かい雰囲気で、ふわふわ幸せでした。
その雰囲気がそのまま映画にも流れていると思います。
これから、私たちもたくさん、なんか…
(と言葉につまる。下を向いていた松山さんが、「ん?」とのぞきこむ)
あ、宣伝、宣伝をしたいと思います。
面白かったら、あの、誰かに皆さんも面白かったと伝えてください。
今日はありがとうございます。

ピエール:
(いとうさんからの紹介で、役名の「筑後」を間違えられて)
ビックリさせないでください(笑)
こんにちは!!
皆さん、ご覧になって「遺作?どういうこと?」と思うほど軽やかな作品になってます。
趣味でつながる人がいるって、重要なことだなぁと感じます。
皆さんも、こういうところで舞台挨拶つきの映画を見るという、
いいご趣味をもっていらっしゃるわけですから、
もしかしたら、人生を変える出会いがここにあるかもしれませんよ。
隣の人に話しかけてみるといいと思います(松山、うんうんとうなづく)。
そして、この映画の宣伝を趣味仲間にもしていただいて(笑)
きっと森田監督は、この雰囲気を「しめしめ」と天国で笑ってると思います。

いとう:
(会場を見渡して)今日は男女・年齢問わずですね〜。
この中で、「電車が好きで見に来たよ」という方は?
あ、僕たち?あれ?そこのお父さんたちは違うんですか?
今日は、皆さん、いかがでしたでしょうか?(拍手)
さて、松山さんと瑛太さんは、意外にも初共演ということでしたが?

松山:
はい、そうです。

いとう:
今日は、あの(作中の)格好ではないんですね。

松山:
いや、あのカッコでは、来れないですよね(笑)
ああいうカッコもしますけど、今日はちゃんとした感じで。
(ピエール:普段は「清盛」だもんね!)
あはは、はい、今、普段は浴衣ですけど。

いとう:
瑛太さんの印象は?

松山:
瑛太さんが、どんな小玉を、どういうふうに演じるのか、楽しみだったんです。
瑛太さんが演じる小玉は、とっても柔らかい空気の持ち主で、
二人とも柔らかい空気感で会話をしていて、お互いを邪魔しあわないんですよね。
好きなものが違うのでケンカになったり、ごり押ししたりすることもあるはずなのに
一緒にいることを楽しんで、あの〜わかろうとするんです。
実際、小町は音楽が好きで、小玉はテーブルとか、
あ、と言っても、ジョイントの部分が好きなんですが
お互いを尊重しあっていられて、
最後は小玉が窓際で音楽を聴いてみたり、小町がテーブルを触ってみたりするんですよね。
瑛太さんも(映画の中と)同じような感覚で、安心していられるんです。
だから、いつの間にか、自分がしゃべっちゃってて、
瑛太さんのことを知りたくて、(自分が)質問してたはずなのに
自分がしゃべってて、本当に聞き上手な方で。いろいろ助かりました。

(いとう:ということですが、瑛太さんはいかがでしたか?)

瑛太:
そうですね〜。
松山君は今までの作品を見ていて、
僕は、「いやぁ、本当にこういう天才的な俳優がいるんだなぁ」と思ってたんですが
会ってみると強烈なインパクトと言うより、
どこか僕と温度が近いところにいるなぁと思って、
一つ一つ、時間をかけて知っていきたいなぁと思いました。
一緒に演じて、見える部分もたくさんありましたが、
見えない部分もあって、(松山君に)興味を持ったし、好きになっていったし
本当に、もうちょっと撮影をしていたかったなぁと思います。
また別の映画でもやってみたいし、深い人だなぁと思ってます。

いとう:
貫地谷さん演じる「あずさ」はとてもかわいらしい女性で、
しゃべり口調がレトロな、ちょっと昔の映画っぽくて、
あのレトロ感が私は好きなんですが、
演じる上で気をつけていたところはどこですか?

貫地谷:
そうですね。最初に演じたのが、バーで小町くんと一緒のシーンで、
めがねをかけかえるところだったんですが、
「こういう感じの子かな?」と探りながらでした。
監督に「ちょっと違うなぁ」と言われてドツボにはまって
その場を松山さんがお話してくれて、気分を変えたりして。
監督って、その場にいる全部の役をご自分で演じてみせてくださるんです
(松山:腕組みしつつウンウン)
それが本当に面白くて、かなわないなぁと、役者としていつもせつなくなるんですが(笑)
そうやって、あずさちゃんを知っていった感じでした。
でも、あのシーンであんなふうに音が入ると思ってなくて、
台本にもなかったし、試写で見てビックリしました。

いとう:
ピエールさんは、九州でも撮影があったわけですが、
最初に脚本を読んだ時の感想はいかがでしたか?

ピエール:
え?そうですね。
なぜ、自分があの役なのかわからないんですけど(笑)
最初、脚本を読んだ時は、ぱっと見、意味がわからなかったんですが、
現場で撮っていくうちに、あ、これ、完全コメディだ!とわかっていったという感じです。
で、今日、これ(舞台挨拶)があるので、家でもう1回見て、
車で(映画の)音楽を聞きながら来て、
そしたら、ここ(品川)に着いて「わ、京急じゃ〜〜ん!!」って思いました(笑)
京急にそんな感情を持つことは今までなかったんですが、
皆さんも、ここに来る時と帰る時の京急は全然違いますよ。
「京急じゃ〜〜〜〜ん!!!」って思いますから(笑)
(まろうさぎ注:
品川プリンスシネマの最寄駅の品川駅は、JRのほかに京急電鉄が通っています。
そして、関東で最初の鉄道路線ということや、その他の理由もあって、
京急は鉄道マニアに人気が高いのですが、
この映画を見ると、京急を知っている人は確かに「京急じゃ〜〜ん!」と思いますよ!!)

いとう:
では、次の質問に…

松山:(はい、と手をあげて)
あの〜、せっかくですから、質問を受けませんか?質問タイムにしちゃいましょうよ。

いとう:
あ、そうですね、では。あまり時間もないのですけれど、皆様からの質問を受けましょう。

質問者(男性)
ピエールさんに伺いたいのですが、この映画はタモリさんはご覧になってますか?
それと、皆さんに伺いたいのが、森田監督作品で一番好きな作品を教えてください。

ピエール:
あ、そうですね、タモリさんに見てもらって、宣伝をお願いしよう!!
それに、(ここに立ってる人たちは)映画が好きな人たちばかりだから、
映画に出るくらい好きなんですもんね。
じゃあ、松山さんから。

松山:
一本ね。。。う〜〜ん、やっぱ、すごいなって思ったのは「(ハル)」ですね。
監督は時代の感覚をそのまま映画に取り入れるのがとても上手な方ですが、
この映画はメチャクチャ、その時代にしては早くて、
この(パソコン通信・チャットを映画にする)アイディアは
実際に監督がパソコンを使って思いついたというのをインタビューで読んだことがあって
そういうふうに生活の中で生きているところから映画になっていくんですよね。
この(「僕達急行」の)映画にも「少し好き」というセリフが出てきますが、
それが最近の若い人たちの恋愛の感覚なんだとおっしゃっていて、考えさせられました。
うん、だから、好きな一本は「(ハル)」ですね。

瑛太:
「それから」ですね。
何か時代背景というか、(初めて見た時の?)高校生にはとっつきにくくて、
感情移入しにくい題材なんですが
実際見てみたら、所作とか、その時代の空気とか、
とても奇麗なものを見れたなぁと思ったので。

貫地谷:
そうですね、この映画も好きですが、
友達が出ていたというのもあるので「間宮兄弟」です。

ピエール:
自分が出ているので、この映画が一番好きです!!(キッパリ 笑)
「わたし出すわ」も出ているんですが、こっちの方が出番が多いので!

松山:
もう一個くらい質問、行きたいですねぇ。

いとう:
では、映画に関することで、短めにお願いします!

質問2(女性)
素敵な映画をありがとうございます。
時間がなかったら松山さんだけでいいのですけれど、
皆さんが思う、この映画のおすすめのシーンを教えてください。

ピエール:100点!!
(まろうさぎ:
本当に100点パーフェクトな質問でした。
最初に松山さんが「おすすめポイント」を話したいとおっしゃっていましたし。
まだ若いお嬢さんでしたが、なんて気遣いのある質問だろうと拍手したくなりました)

松山:
え〜とですね、好きなのは、
アクティ・ユーカリ・小玉・小玉のお父さんと小町の5人のシーンがすごく好きで。
あの時、それぞれの空気感が完璧で、演じていてもすごかったし、
監督の「カット〜!!」の声に力が入っていて、あの声は忘れられないですね。
監督、いい顔してたよね(瑛太:うん)
なんか、天国にのぼったような気持ちでした。
あと、もう一つ、森田監督ってアドリブを許さない監督なんですよ。
(貫地谷:え?そうなんですか?)
そうなんです。
でも、貫地谷さんの最後のシーン、アドリブですよね、「Thank you!」って。
あれに、監督も爆笑しちゃって、
(アドリブを)許さない壁を乗り越えた「Thank you!」をもう1回、聞きに来て下さい。

瑛太:
え?あ〜どーーーーーー、ん〜〜〜〜〜〜〜〜
時間ないって言われると、えーーーーーーーーーー(と悩む)

ピエール:
あなたもちょっとぐらい用意しておきなさいよ(笑)

瑛太:
松山くんの話に聞き入っちゃって…。どのシーンも好きなんだけど、
あの、焼き鳥と卵を組み合わせて交互に食べるシーンかな。うん。

いとう:
では、大変残念ですが、このへんで…

松山:
ああ、残念ですね。あのHOゲージのシーンでカメラをふってるのも斬新なんだけど。

ピエール:
あ、そう、あれね(笑)

松山:
カメラが来るまでセリフを言うの、待っているんですもんね。

いとう:
では、このあたりで、次の舞台挨拶もありますので。
今日は、皆さん、ご来場いただき、ありがとうございました。(拍手)

ピエールさんは、最後にこちらに振り返ってお辞儀をしてくださいました。
いい方だ!!ピエールさんが適宜ツッコミを入れてくださって楽しかったです。
11:59終了

映画の感想は、また、公開されたら、おしゃべりに来ますね♪

****************************************************************************************


ありがとうございます。

レポを読んでいたら、その雰囲気がちょっと、
ハートウォーミングな感じがあふれていて、
嬉しくなりました。
どっちかというと、コメディは苦手な方なんですが、
でも、そう思っていても、
人間はコメディを必要とするときがあるんじゃないのかなあと。
映画を観ていないので、外れた印象かもしれません、ごめんなさい。
でも、素敵な舞台挨拶だったんですね。よかったー!

個人的な感想のあれこれは、のちほど入れさせていただきますね。
いつもレポをお届けくださってありがとうございます。
L図書の誉れです。随分蔵書化させていただきました。
今後ともよろしくお願いします(とちゃっかり^^)

どうぞ、お疲れが出ませんように。




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