《都若丸劇団》於京橋:羅い舞座/
若丸座長の《感謝》に感動。
平日なのに羅い舞座473人のキャパにして300人超えの入場。
昼間だけでフィフスの大入りだとか!
初日から落ちていないと感謝する若丸座長の言葉があったけど、
その前に、第一部の(顔見世)ミニショーで、下記の曲で踊る若ちゃんだった。
ありがとう…感謝。小金沢昇司1
泣いちゃうよ。若ちゃんの気持ちが胸にまっすぐ届く。
今日、ここに来てくれてありがとう、という気持ち。
奇しくも梅田では友だちにして最大のライバルである座長の誕生日公演。
その日に、梅田のキャパをはるかに上回る動員があって、
若ちゃんはほんとうにうれしかったのだろうと思う。
でも、最初にその気持ちを舞ってくれるって、若丸座長だからこそ!

目がひかって見えるのは気のせいだろうか。
(その座長とは今月まだ会えていないそう。JRで10分の距離なのに、お互い忙しくて。
座長さんってほんと、舞台だけで6時間あまり、お稽古、演出、音響・照明準備、舞踊ショーの構成とか、
まだまだ知らないお仕事もたっくさんあるんだろうなあ。超人でないと無理)
今回、開場50分前についたけど、話す人もなくて、ちょっと寂しいかな?って思ってたら、
隣に座ってくれた人がとってもひとなつこくて楽しい方で、
その方を中心にその場限りのコミュニティができてしまった(笑)
その方のお隣さんは伊丹在住の花吹雪ファン(辛口コメンテイター:笑)
私の後ろは若丸劇団を初めて見るという方のグループで、私が初心者だっちゅうのに、
質問攻めにあってしまった。(舞踊の最中に聞くのはやめてねん(笑)
私のお隣さんが写真を見せて、というので、神戸冬華祭の、若ちゃんが花盛りになったのを見せると、
ご近所に見せてまわり、あげく、その様子を見ていた、通路をはさんでの虎徹ちゃんファンにも
見せることになってしまった。あの写真は貴重だ(笑)
花粉症の薬のせいで頭の働きが悪く←いつもどすけど^^、
どこで何を若ちゃんが話したのかよく覚えてないのだけど、ランダムに記すのだ、すみませぬ。
5日は紗助くんの誕生日でフル活躍したけど、舞台が始まるまで緊張でカチカチだったそう。
舞台ではぼろぼろだったけど、一生懸命伝わったよ、とお客さんが言ってたよ、と
若ちゃんがフォロー。よかったね、紗助くん、そして23歳おめでとう!
劇団のブログに紗助くんのお母様が、ファンへのお礼と紗助くんに感謝して精進するように、との
コメントを入れてらして、それを朝読んでうるうるしてしまった。
息子を思う母の気持ちは同じだな。迷いながらコメントを入れたお母さんはすばらしい。
お芝居「頑固親子かける架け橋」、意地を張り合う大工の棟梁の親子が向かいに店を構え、
ことあるごとに喧嘩するけど、大雨のあと、流されてしまった橋の普請を受けることになって、
親と子がそれぞれの《愛他》のこころに打たれ、仲直りして、仲良く一緒にやっていこうとする物語。
キャプテン:城太郎さんと若ちゃんの実の親子が、舞台上で喧嘩するのは見もの。
実際のキャプテンは若ちゃんをよくできた息子と手離しで褒められるし、
若ちゃんはキャプテンに親孝行してあげたい。喜ぶ顔が見たいといつも思ってるし、・・・
で、喧嘩なんて見れませんからね(笑)
第3部、舞踊ショー。

雅輝くんの女形。可愛かった。もう少し年を重ねると色気が増すだろうなあ、と思うのだった。


「京おんな」。可愛かった。どんなに鮮やかな色も映える。
隣の人ときゃーきゃー盛り上がってしまった。


「博多船」。芸者姿が一番、若ちゃんの女形の魅力を引き出すと個人的に思う。
何なんだ、この匂いたつ色気。たち役の男が一切消えて、指先にまでいつも注意を行き届かせる名女形。

剛さんの「般若の面」
かっこよかったー。
ミックスジュースのとき、面を被ったり取ったり、を若ちゃんに高速で真似されて、相当しつこかったので、
剛さんがいじけてた(笑)
若ちゃんは剛さんをいじり倒し、アドリブの受け答えをもっと剛さんにさせることで、
剛さんが座長として若ちゃん不在の舞台を仕切るときに、笑いを取れる役者にしたいのかな。(などと、
新米ファンはいい気なことを申しておりやす。)


ラスト舞踊《昴》
目にも鮮やかな赤いお着物から紺の着物へ。都の文字が染められてた。
《りんご追分》から《昴》へと、美空ひばりさんの歌唱で。
やっぱりここ、というときの歌い手の人選は、さすがミュージシャンでもある若ちゃんだなあと感心。
こんなによかったっけ?と思うくらい音響がクリアで、照明も美しくて、
ラスト、花吹雪のなかでの終幕はため息が出た。
(とりあえず、ここまででUPしまする。すみません)
今回、ミックスジュースの時、とくに《雅輝くんに》と差し入れられたのは
巨大なメロンパン。雅輝くんの顔が隠れるくらいだったけど、
若ちゃんはまだ顔のほうがでかいと言い張っていた←
雅輝くんがメロンパンの丸いほうを下にしておくと、
「なんでわざわざ美味しいほうを下にしておくねん。つぶれてしまうやないか」と
若ちゃんに叱られていた(笑)
横に来た剛さんの舞踊「般若の面」で、若ちゃんがいじり倒したのはこの時。
若ちゃんにいじられてるときは剛さんはまったく《素の少年》って感じ、たじたじ。
若ちゃんの頭の回転の速さとユーモアのセンスに隣の人と今日も舌を巻くのであった^^
さて、あきらさんがセンター。
ミックスジュースの客席とのやりとりの掛け声は一切忘れてしまったけど(すみません)、
なんでって、あきらさんが椅子に登って、その椅子を人力で舞斗くんと雅輝くんかな、
くるくるまさしている衝撃の人力回転舞台に目がテンで(笑)
結局、若ちゃんが第2弾のセンターとなった。(2度美味しい)
虎徹ちゃんのソロ舞踊は青春時代。

白地にラインストーンがきらきら美しいお着物で《もう涙はいらない》。
若ちゃんの女形が《赦し》と《癒し》と妖艶さの具現であるとしたら、
たち役は《不屈》と《闘志》と《鼓舞》だと思う。
ひとりの役者さんがたちと女形でこれだけがらりとその表情を変えることのできるひと、
ほかにはまだ見たことがないし、見ることはないんじゃないかと思う。
若ちゃんのたち役と女形で舞踊が見たいなあ←なんという願望
終演後、ダッシュで伊知香ちゃんからカレンダーを買った。
家に戻って発見したのだけど、4月、若ちゃんの誕生月にはじまるカレンダーには
座員の誕生日がすべて入ってる。祝祭日は赤い表示のみだ(笑)
いやでも夫の目に入る壁に貼った。いつか劇場に引っ張ってゆくぜ(笑)
送り出しで、英樹さんに挨拶。
「よさこい舟歌」?曲名わからず。すみません。
アクロバチックな振り付けもあって相当な運動量だったと思う。
よかったです、お疲れ様でしたー、と言うとあの大きな優しい目を細めてにっこり。
剛さんのところにもまだ誰も到達してなくて(だって人気者でいつも近寄れない)、
《般若の面》がとっても素敵だったと言うと、律儀に上体を少し折られて「ありがとうございます」と。
剛さんって、まじめでブレないから、座長の右腕として最高の人だろうなあ。
まだ余力ある若ちゃん(笑)に、のっけから選曲が素晴らしくて感動したことを伝えると、
若ちゃんは「わあ、おおきに! ありがとうございます」と
びっくりするような大きな声で言ってくれて、力のこもった握手。
「また、見に来てくださいね」と2度目の握手。
送り出しって、座長&座員さんにはほんとうにしんどいオプションだと思う。
でも、大衆演劇のファンサービスのこころが一番こもったキモの部分なのだろう。
今、舞台の上にいた役者さんたちとぢかに触れ合えるなんて、ほかではありえない幸せ。
たとえ、あがって言葉が出てこないときでも、気持ちはきっと伝わると思うから、
ファンは延々並ぶのだ。
でもって、やっぱり、送り出しは早く並ぶに限る(笑)
長々お付き合いくださいまして、ありがとうございます。
いろいろ行き届かない点もあるかと思いますが、ご容赦くださいませ。