世界中が大笑い号泣県議。
議会は追求しない、のなぜ?
>兵庫県の野々村竜太郎県議(47)の大泣き会見がインターネットで世界中を駆け廻っている。
フランスでは「AFP通信」が「日本人政治家が泣く映像がインターネットで大うけ」の見出しで配信した。
イギリス「ガーディアン」紙は「泣いている支離滅裂な日本人政治家」、
オーストラリアの「ザ・オースラリアン」紙も「泣く政治家のビデオは広がるが、同情はなし」と茶化された。
インターネット上では世界中からコメントが書き込まれている。
「最新ゴジラ映画のワンシーンじゃないの」
「彼は今世紀最大のピエロ」。
中国からは自国の金まみれの政治家と比べ「この程度の金額でここまで泣くか」と皮肉な投稿もある。
兵庫県議会「不明朗出張費」追及せず…みんなやってるから?
皮肉や笑いで済まされない一番の問題は、野々村の不明瞭な政務活動資金の使途だ。
2013年度に日帰り出張した195回をカレンダーに書き込んでみると、その過密さに驚いた。
昨年4月12日から27日まで城崎温泉(14日)と常任委員会(16日)を除いて、2週間ぶっ続けで
博多と東京を日帰り出張を繰り返していたことになっている。
昨年12月の第4週目には、クリスマスを入れて交互に兵庫県佐用町と城崎温泉の繰り返し出張が6日間続いている。
真面目な議員は気の毒
誰が見てもカラ出張としか判断できない。
梶谷忠修県会議長が当人に返却の意向を質したところ、
野々村は「私は正しいことをやっています。間違っていません」という答えが返ってきたという。
しかし、誰もが同様のことをやっているのか、県議会は追及する様子がない。
(J-castテレビウォッチ)
この議員、新聞によると、
2013年だけで300万円、
2011年から累積では約800万円も政務活動費を使っているそうですよ。
そして兵庫県議会の場合、
「政務活動費の手引き」では、
すべての支出に領収書の添付を義務付けていて、
ただ、券売機で領収書が発行されない場合や、
緊急のときは日付や金額、交通機関などを記載すればいいことになっているとのこと。
県議会事務局では報告書の記載ミスや記載漏れをチェックするけれども、
明らかにつじつまが合わない点などがないかぎり、修正を求めないのだそうです。
(朝日新聞より要旨抜粋)
兵庫県民ではないので、口角泡をとばす勢いで、怒るつもりもないですが、
世界中で話題になっているあの号泣議員、
記者会見でああいう態度は小学生以下のレベルではないですか。
政務活動費が適正に使われたのかどうか、もそうですけど、
あの態度が情けなく思われた方が圧倒的だったのではないかと思います。
質疑拒否、のごり押しですよ、泣いていても。
不愉快なので1度きりしか見ていませんが、
真っ当な活動に使われた、とは想像しにくいではないですか、
カレンダーで議会のある日以外はほとんどすべて出張だった、というのもありましたよね。
城之崎温泉を飛び石的に訪れて、どんな活動が必要だったんだろう^^
政務活動費、というのは領収書も活動報告もなしに、
好き放題に使えるのか、というと、
そんなことはなくて、兵庫県議会においては上記にあげたとおり、
手引きがあるわけですよね。
ただ、自治体によっては、兵庫県みたいに領収書がなくてもどんどん支給されるところもあれば?!
当該の自治体にお住まいの住民が閲覧できるところもあるようですよ。
もっとも政務活動費の公開度が高いとされたのは、函館市議会。
函館市議会事務局によると、全ての管外出張について、
A4判1枚で行き先や目的、調査結果を書く「報告書」の提出を義務付けているそうです。
事務局の担当者は「報告書があれば、本当に議員活動に必要なものかわかる」と。
領収書や出張報告書は市議会のホームページですべて公開しているという事です。
大阪府議会や神戸市議会でも、管外出張に報告書の作成を義務付けているそうです。
(朝日新聞より要旨抜粋)
住民税から振り当てられる費用であるならば、
函館市のような《当たり前》の公表がなされてしかるべき、と思うのですが。
議会が追求しないで幕引き、なんてありえないですね。
これを機会に、
お住まいの自治体で、政務活動費がどんなふうに支払われ、報告義務があり、
住民がその内容を確かめることができるのかどうか、
できないなら、函館市レベルの公表を求めるくらいのことをしてもいいのじゃないかと思います。
記事によれば小倉キャスターが《まじめにやっている議員が気の毒だ》と話しているようですが、
議員がまじめにやっているのが当たり前で、胸をはればいいだけの話だと思います。
世界中が大笑い号泣県議「最新ゴジラ映画?」「今世紀最大のピエロ」
(J-castテレビウォッチ)
http://www.j-cast.com/tv/2014/07/04209560.html