被曝する労働者達:
下請け・日雇いが支える原発の実態
ネットワーク《地球村》のツイートで、
昨夏、こういう特集が関西テレビで組まれていたことを知りました。
いまや、誰もがそうだろうなあと題字を見て感じるのでしょうけれど、
ぜひ、動画をご覧ください。
それでもきっとあなたはその実態に驚愕するから。
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カメラマン・樋口健二さんはこの38年間、
原発で働く下請け労働者を撮り続けてきたそうです。
がんに倒れた労働者の、
「防護服なんか着てると暑くて苦しくて、仕事にならない。
ピーピーなる線量計を叩きつけて作業していた」
この言葉に衝撃を受けて、撮影するようになったのだとか。
かつて樋口さんを取り上げたイギリスのテレビがあったそうですが、
日本で取り上げられることはなかったそうです。
原発は13ヶ月稼動したら、そのあと3ヶ月の点検にはいり、
その期間にだけ、格納容器に人がはいる。
膨大な雑用をこなすためですが、このとき、ひとが被爆するのです。
定期点検に必要な人員は原発1基につき、3000〜4000人。
労働者は何年もその現場に行っても、東電の社員は1度も見たことがない、と。
今、樋口さんのところには全国から講演依頼が殺到しているそうです。
《原発では何が起こっているのか》。
福島の事故以前にも常態としてあったことを知りたい、と。
コンピュータ制御でクリーン、原発のイメージですが、
かつて定期点検に従事したひとびとの人海戦術によるものでした。
野宿生活から原発に入り、また野宿生活に戻るひとも多かったとのことです。
定期点検に従事した、のべ27万人の労働者のうち、6万人については、
その生死すら国は把握していません。
是非、動画をご覧ください。