広島《清盛》旅行?。
懐かしの《大和》と音戸の瀬戸。
2012-09-12
土曜日日曜日、家族3人のお休みを調整して、広島に行ってきました。
もちろん、私も《平清盛》の舞台を観たかったのではありますが、
オットが厳島神社にもう一度行きたいと、
自らすすんで旅行の計画をたててくれたのです。
旅行の費用も全額出してくれましたよ。いいひとだ(笑)
うちの旅行は変わっていまして、
オットが費用を3等分。
それでホテル代、食事代、お土産代も、ジュース代も
それぞれが払うのです。
なので、入場料のいる会場などでは入る人入らない人が出てくる(笑)
しょっぱな、大阪からまず遠い方の呉市に行きました。
まずは戦艦大和の模型がある《大和ミュージアム》へ。



戦艦大和の勇姿です。
映画の戦闘シーンを思い出して、じいんとしてしまいます。
top画像の松山さん、若いですね。
坊主頭でしたけど、清盛入道での頭のほくろ、わからなかったですよね(笑)
6年前に行ったときにはなかった資料室のようなスペースができていて、
呉市が空襲を受けた様子であるとか、零戦突撃の様子であるとか、
貴重な映像が流れていました。
大和の模型であるとか、
当時の人々の暮らしの様子であるとか、
日本海軍の資料であるとか、図表や映像で説明されていました。
零戦突入の映像や焼夷弾爆撃の様子を見ていると、
知らず知らず、涙がずーーーと流れていました。
オットがその時にボランティアの方が話しておられた話を聞いたそうです。
なんでも、ボランティアの方が泣いておられる男性を見つけたのだとか。
聞くと、大阪から来た男性で、なんとはなしに見学していて、
展示してある戦艦大和の死亡者名簿に
おじいさんの名前を発見してしまったからということだったそうです。
歴史が生きていて、紛れもなく繋がっているんだということを思いました。
男性はきっとおじいさんのことをまた改めていろいろ思われたことでしょうね。
写真はないのですが、
人間魚雷《回天》も展示されていました。
亡くなられた方が、実は遺書を録音されていたんですね。
そのテープが公開されていました。
妹や弟のことを話され、両親に感謝し、
移ろう季節のことも話されていたと思います。
肉声や肉筆というのは、言葉にならないですね。
それが覚悟を決めて、感情をセーブしたものであればなおさら。

零戦も展示されています。
映画化される《永遠の0》という小説がありますが、
その小説を読んで、今までいかに戦争の現場を知らないかという事を
思い知らされたものです。
零戦に乗り込んだ兵士たちが悲しく愛しく、
零戦をしっかり見たい、とずっと思っていたのですが、
大きさは想像以上でした。
真上からだと操縦席が見えるんですよ。
あそこにひとり乗り込んで、いったい何人の方が飛び立っていかれたのかと思いました。
どんなに多くの犠牲を出しても、その作戦を敢行した上官は出世に繋がると聞いて、
兵士を数でしか見ない、大本営の姿勢を恐ろしいと思いました。
原発事故以降、国はあの時代とちっとも変わっていないんだなという思いにも駆られましたが。

左が《大和ミュージアム》、奥にあるのが《てつのくじら館》なんですよ。
たしかに、くじらっぽいです(笑)
てつのくじら館は無料ですからね、行かれたらぜひ入館しましょう(笑)
海上自衛隊のオフィシャルな展示館なんです。
以前ならスルーしていたと思うけど、ちょっと大人になったので(笑)入りました。
ここはね、展示用潜水艦あきしお、の内部を見学することができるんですよ。
すごくないですか?
私は潜水艦って、すごく興味があったので、Vサイン出ましたね(笑)


ちょっとピンぼけですみません。
操縦席と計器類ですね。
潜水艦の中のベッドにも実際、横になっても可、だったんですけど、
壁にすえつけられたベッドというか、寝台車の寝台みたいな寝床は狭くて、
見るだけにとどめました(息子のももですら拒否^^)

こちらは潜水艦でのお食事メニュー。
1日4食あるのだそうですけど、外界と隔絶された世界、
この食事は気を使われるんでしょうね。
それから、潜水艦に限らず、のお仕事の話。
掃海、といって機雷を除去する任務があるのだそうです。
地雷じゃなくて、海中に投下された爆弾、ですね。
この作業のために、今までに77名もの自衛隊員が犠牲になられたそうですよ。
ここでは説明しませんが、とても危険なお仕事らしいです。
音に反応する機雷もあるとかで。
展示を見終わってやっとこの日の昼食。
近いところで、ということで、すぐ隣のショッピングビルなのかな、
そちらにある《日招きの里》(ようやく清盛の匂い???)に入りました。

ちょっと不気味だと思うんですけど(笑)、
顔の部分は向こうの景色が見えてるんですよね、すみません。
店の入り口近辺に設置されていたパネル。
すぐ横に砲台が置かれていました。
いまだに大和の映画がここでは健在なんだなと嬉しくなりましたよ。
お店は海軍カレーが中心メニューでして、
オットは呉が発祥の地であるという肉じゃが、
その肉じゃがのコロッケ入りカレーを注文。
ももはくじら入りカレー、
私はご当地で人気らしいじゃこカツカレーを注文しました。
ももはひょっとして生まれて初めて鯨肉を食べたかも???

美味しかったです(すこし分けてもらった^^)
ジャコカツは匂いがちょっと生臭い感じで、どうしようと凹んだのですけど、
食べてみると塩味が効いていて美味しかったですよ。
カレーはそれぞれ1200円。ちょっとお高い感は否めず^^
ご飯を食べて、次にどうしようという段取りで、
どうやら、日招き伝説のある、音戸の瀬戸が近いというので、
行こう!ということになりました。
が、それは思いのほか長くなってしまったので、
次回にお話しますね。(すみません)

予告編的な(笑)