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ノートルダム寺院でトップレスの抗議、仏パリ

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ノートルダム寺院でトップレスの抗議、仏パリ


>フランス・パリ(Paris)のノートルダム寺院(Notre Dame Cathedral)で22日、
女性権利団体「FEMEN」のメンバーが、同寺院で前日自殺した男性に対する抗議活動を行い、
警察に逮捕された。(AFP BBニュース)

自殺した男性は自殺する寸前に、
フランスで可決された同性婚、
および同性カップルによる養子縁組を認める法律に
反対だったそうです。

その法律に猛烈に抗議して拳銃自殺した男性は
作家で極右の活動家だったそうですが、
一命をかけて抗議する、というのに驚きました。
同性婚というのは大きな自由のひとつであり、
解放だとも思うのだけれども、
保守派にしてみれば言語道断なのでしょうか???

同性同士で幸せになりたいと願い、
ひととして異性愛者と同等の権利をもとめ、
法律が整ったときに、
どれだけ多くの人が幸福を感じ、
勇気を得たでしょう。
それを呪詛して死ぬとは、
そのひとには切実に猛烈に
腹立たしい想いがあったのかもしれないけれども、
抗議の死を遂げるのにふさわしい法律なのか、と
(私なくなったかたの尊厳を冒す気は毛頭ないけど、)
不思議な思いにかられます。
抗議の死がもたらされたなら、
日本だったらここで終わるんだろうな。

でも、フランスではその死者に抗議するひとがいて、
同じ場所で、
トップレスで抗議、というのに、驚きました。

なぜ逮捕にいたったのかは
わからないのだけれども、
女性の、死者にたいする抗議というのには
圧倒されるい思いでした。

その法律を勝ち取るために流した涙や血も
あったのかもしれないし、
その法律を自らの血で抗議した《敵》にたいする思いは
自らが看過できなかったのでしょうか。

同性婚を認めるという法律は宗教とも関連があるし、
自由ばかりか思想的なこと、民族感情などとも、
深く絡むことなのだろうなあと、
乏しい想像力を反省させられました。


ノートルダム寺院でトップレスの抗議、仏パリ
     (AFP BBニュース)





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